森山 實山窯|福岡県朝倉郡東峰村小石原
Moriyama Kanzangama
小石原焼のある福岡県小石原地区は、標高1000m級の山々に囲まれた自然豊かな土地にあります。小石原地区は陶器に適した土と登り窯の燃料となる木々に恵まれていたため、約350年にわたり焼き物が作られ続けてきました。
小石原焼の特徴は、器をろくろで回しながら刃先やハケなどを使い規則的に入れる「飛び鉋」や「刷毛目」と呼ばれる技法。この技法により規則性がある模様の中に、手仕事による温かみのある柄が生まれます。森山實山窯は昭和59年、本家森山製陶所より分家し築かれました。窯は、元實さんご夫婦と二代目の寛二郎さんご夫婦で営まれています。
マットな質感と飛び鉋の模様の器は、現代でも日常使いできる形と色味が魅力です。
〔森山 實山窯〕
838-1601 福岡県朝倉郡東峰村小石原871−1